古い写真が変色するのはなぜ?
古いといっても一年くらいで変色するものと、10年も20年もたって少しずつ色が変わってくるものでは、その原因がちがいます。
一年くらいで写真の色が黄色っぽく変わるのは、主として定着後の水洗いの不足によるものです。
定着によって銀の塩類が水に溶けやすい物質になり、水洗いによって流されるのですが、水洗いが不十分だとこれが残ってしまい、のちに空気中の酸素によって酸化され、硫黄が分離して、そのため写真全体が黄色っぽく変色します。
十年以上も古い写真が変色するのは、日光や空気中の酸素が少しずつゼラチン膜に作用して、硫酸銀化して退色するためで、ある程度は避けられない現象です。