建築工事
慶長末年から元和初年にかけて、京都御所ではしばしば作事(建築工事)が繰返され、当然のことながらその中には左官工事も含まれています。
その際の壁に関する検地帳(実地調査書)またはこれに類するものが、現在、少なくとも九通知られています。
そのうち元和五年未12月10日付『禁中女御様所々御作事白土検地帳』では、表書に「さくわん又兵衛」とあるにもかかわらず、奥書では「かべや又兵衛」と記しています。
一方、同年11月23日付『禁中国母様御殿御作事壁検地帳』では奥書に「さくわん又兵衛」の記名があります。